2021年1月26日火曜日

昭和の記憶、、、(*^。^*)

 私の母は、まだ物心つかぬ頃に父親を病気で亡くし、5人兄弟の末っ子で育ち、地元に嫁いでいる。

祖母は苦労して子供達を育てた。その為か兄弟とても仲がいい。盆、正月は、関東や関西から帰省して集合する。苦労話に花が咲いて、それは楽しくにぎやかに過ごした。私は盆や正月がくるのがとても待ち遠しかった。

伯母は離れて住む兄弟の事をいつも気にかけ料理が上手で話し好き。伯父達は3人3様ギャグのセンスが抜群で、涙を流して笑うことはしょっちゅうだった。伯母、伯父、いとこの話し方や、服装などお洒落に見えて私は都会の生活に憧れた。

 当時の母の実家には山水が流れ込む小さな池があった。昔を懐かしむ伯父たちと一緒に池で顔を洗った。伯母がスイカを冷やそうと言い出してスイカを池に浮かべた。ほんとに冷えるのか半信半疑で眺めていたが、次の日食べてビックリ、あの大きなスイカが冷蔵庫なんかよりも低温で見事に美味しくなっていた。

 子供が寝た後は花札で盛り上がる。重たい綿布団をあるだけ引っ張り出して足の踏み場もない程敷き詰めてみんなで雑魚寝した。親戚が帰る時は、寂しくて仕方なかった。

  こうして振り返ってみると、なんとまあ、幸せな思い出であった。

 今は亡き伯母、伯父、そして昭和、豊かで楽しかった時間をありがとう!!

                               


                                                          相談員 大元