12月4日(水曜日)、東町会館で「嚥下訓練について」の出前講座を実施しました。
講師は平岡言語聴覚士が担当し、1時間ではありましたが、17名の参加者の方々へ
講演と試食をしていただきました。
まず初めに、言語聴覚士の仕事について説明を行い、次に本題である「食べることについて」、「嚥下障害とは」、「誤嚥性肺炎とは」について説明。
食べることについて・・・
①生きるための栄養として
②人生の楽しみとして
③コミュニケーションの手段として
嚥下障害とは・・・
何らかの原因で一連の働きができなくなり、食事が食べられなくなること。
原因説明、症状説明
誤嚥性肺炎とは・・・
食べ物や唾液が誤って肺に入った時に、そこに含まれる細菌が原因となっておこる肺炎。
これらの内容を、資料をもとに分かり易く丁寧に説明しました。
また、嚥下障害かなと思ったら、手軽に簡単にチェックする方法があり、実際に参加者で
やってみました。
RSST(反復唾液のみテスト)・・・30秒間に何回飲み込むことができるか。
3回以上、飲み込むことが出来れば問題なし。
水飲みテスト・・・30ccくらいの水を飲んで、むせたら問題あり。
上記の検査で、もし問題があるようなら、早めに病院、かかりつけ医、ケアマネ等に相談することを勧めました。
嚥下障害を起こさないために、食事前に喉の周りをほぐしたりする嚥下体操を全員で行い
ました。
最後に、高カロリーぜりー、とろみ等の試食を行い、参加者の方からは、「これなら食べやすい。」「これなら飲みやすい。」、「風邪引いた時など、食事が欲しくない時はいいね。」などの意見が出ていました。
あっという間の1時間ではありましたが、参加者の方々に、しっかり嚥下について勉強していただきました。
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